ヨガはジャンルではなく現象である【八支則の真髄】

※別の媒体に2020年7月3日 に書いたものです



ヨガはジャンルではない。


ランニング、トレーニング
などなどと同様にジャンル分けされがちなヨガであるが、ヨガはジャンルではない。

ヨガとは現象であり、真理と繋がることそのものを指す。


ヨガのプラクティスとは、真理と繋がる訓練のこと。



ヨガ指導者養成の講座にて、八支則のレクチャーをしながら降りてきたこと。


八支則の3つ目(アーサナ)を身体を使うヨガの実践であるアーサナ(ポーズ)と混同されることが多いけど、

ヨガの実践としての『アーサナ』は

最初の2つの在り方を整える実践(ヤマとニヤマ)のところに該当し、


その実践で不動の姿勢・坐法を確立できた状態が『アーサナ』なんだ、ということ。



翻訳され後の人により解説された、あるフィルターを通した

ヨーガ・スートラなどの文献に書かれていることは大きな学びになるが、

時には言葉による錯覚を生む。



一般的にいう八支則は:


ヤマ(禁戒)→非暴力、正直、不盗、禁欲、不貪


ニヤマ(勧戒)→清浄、知足、苦行、霊的書物の研究、神への献身


アーサナ(坐法)→瞑想する姿勢


プラーナーナーマ(呼吸法)→プラーナのコントロール


プラティヤーハーラ(制感)→感覚器官の制御


ダーラナー(集中)→集中すること


ディヤーナ(瞑想)→集中が持続した状態


サマーディ(三昧)→悟り



これは、ヨガとは何かを知ろうとすると必ず学ぶ修練のプロセスだけど、

上記のような言葉による錯覚で誤解も多い。


でもしっかり読み解いていくと、パズルのピースが合わさり、真実が分かる。



読み解いたもの今回に降りてきた事に基づいて言い換えたバージョンは下記になる。
⬇︎


真理と繋がることを妨げる障害を最小にする在り方【ヤマ】


真理と繋がる為の具体的な準備として
場を清め、足るを知り、〈熱を伴い苦痛を受け容れる修練をし、自己探究し、最後は至高のものに身を委ねる〉←これが実践のヨガ(クリヤ・ヨガ)【ニヤマ】


不動の姿勢を確立することで真我を覆い隠すヴェールが外れる【アーサナ】
※つまり身体のアーサナプラクティスはニヤマであり、アーサナはその結果なのだ


呼吸を用いてエネルギー(プラーナ)を動かし調整する【プラーナーヤーマ】


感覚器官を内に引き入れ制する【プラティヤーハーラ】


ヴェールが外れて顕になった真我に焦点を定め集中する【ダーラナー】


真我へ焦点を定め集中した状態を維持する、つまり瞑想【ディヤーナ】


真我と一体化、つまり真理と繋がるヨガの状態【サマーディ】



こういうことは、理屈を学ぶんじゃなくて

もともと誰もが魂で知っている真理。

ヴェールで覆われているそれらを開いて、目覚めさせていくことがヨガの実践でできること。







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